むかしむかしあるところに、1人の開拓者がいました。
その開拓者はミシシッピ川の側の広大な土地に相棒と、拾った1人の少年とともに牧場を開きました。
そして最初は一組の牛のつがいから始めた牧場は14年の時を経て2世代かけても普通はそこまでにはならないであろうくらい大規模な牧場へと成長したのです。
しかし南北戦争の影響で経営は悪化。このままでは生きていけないと考えた彼らはミズーリ州への移動を決意します。
いやぁ~
これは骨太で胸に沁みる1作でした。
歩くしか手段のない時代に主人公の開拓者、トーマス・ダンソン(ジョン・ウェイン)が9千頭の牛と仲間とともに3000マイル先を目指して進むというだけですでに胸熱です。
とはいえ3000マイルといえば4800㎞ですから数字を聞いただけで驚愕です。しかもその道は容易い訳がなく、雷雨に、インディアンの襲撃、牛の暴走など、トラブル続きなんですよね。
そうなれば当然旅仲間にもストレスがたまります。
そんな状況下で指導者はどうあるべきかということを学んだ気がします。
厳しさも必要ですが、誉めるべき時は誉めるべきなんじゃないでしょうか。
リーダーシップという言葉の本質を考えさせられました。
締めくくりも爽快で、本当に良い映画に出会えた気がします。
まあ、とりあえず観賞後ビーフステーキが食べたくなりました。
2016.12.21