赤い河の作品情報・感想・評価・動画配信

「赤い河」に投稿された感想・評価

リオ·ブラボーが大好きだが、その原点がこの映画か?
スパルタカスの剣闘士も発見!

このレビューはネタバレを含みます

実話。牛を見る西部劇。
牛の群れは壮観だが、物語の流れは極めて普通で驚きはまるでない。

しかし、老害にはほとほと愛想が尽きますなぁ。牛だけに対牛弾琴、史実に基づいているとはいえ呆れました。

そして、下手な芝居も、絵画のような不自然な構図も、牛だけにcheesyで臭かったです…


…というのは前半までで、後半からこの映画の真価が発揮される。

振り返ってみれば、どっと疲れるような前半の諍いも長い旅の一部。見終わる頃には、自分も小さな旅を終えたような気持ちになっていた。
ひる

ひるの感想・評価

4.0
アメリカ南部を渡るロードムービー、見えない敵に怯えるスリラー、濃厚なメロドラマーーそして、西部劇。ラストを飾る野郎どもの喧嘩は、フォードの『静かなる男』と合わせて比較検討したい。泥沼になろうものを銃声で締めるホークシアンレディの格好良さ。個人的にジョン・ウェインに対しては全く良いイメージを持っていないので、旅路で命令に歯向かう者を容赦なく殺す鬼畜の役がとってもお似合いでしたよ。
インディアンの扱いなど、現代目線からすればかなり荒っぽいけど、難しい理屈は置いといけば、ラストへ至る展開や最後の烙印のマークなど、爽快感があり、良いですね。ジョンウエインのある種嫌味な顔も、本作では効果的でした。
大移動の迫力がすごい

西部劇ならではの銃撃戦、壮大な景観、人間ドラマ、とても見応えがありました。

ジョン ウェイン渋くてカッコいい
題名の“赤い河“はテキサスの州境から、ルイジアナ州に流れるミシシッピ河の支流のことで、通常はレッドリバーと和訳されるので、奇妙な題名と言える。132分の白黒映画で、往年の西部劇の要素、カウボーイ、ネイティブアメリカン(インディアン)、恋、銃撃とすべての要素が詰まった娯楽作。
南北戦争直後のテキサスから北へ牛の群れを大移動させる道Chisholm Trailの始まりを描いた歴史劇として映画は進められるが、内容は完全なフィクション。途中の牛の暴走など牛の移動に伴う苦労話などは実際にあったらしいが、映画では撃ち殺しているネイティブアメリカンには通行料を払っていたようである。
30年前までなら、ネイティブアメリカンの人以外には、(私も含めて)なんの抵抗もなく歓迎された映画だろうが、冒頭の5分で、ネイティブアメリカンが意味もなく襲撃してきて、罪もない白人を殺し、その報復にジョン・ウェインが、次々とネイティブアメリカンを殺した挙句、ハゲタカに食わせてしまえと死体を放置してしまうあたりで、この映画は、もはや注釈なしには、受け入れられないものとなったとするのが妥当。この数分後に、ジョン・ウェインは、これも力づくで、メキシコ人を殺し、その所有する土地を奪うのだが、こちらの殺された白人の用心棒は聖書まで読んで埋葬している。この映画で、主人公は、この後も、自分が法律だとして、無実の人を殺していくのだが、この映画では、それが大した罪ということにはなってはいない。
モンゴメリー・クリフトの事実上のデビュー作(公開が2年遅れた)で、クリフトは、現在のスタンダードでも許容されるヒーローぶり(ネイティブアメリカンの殺害は許容されないが)。クリフトと共演女優のジョアン・ドルーの恋愛も、往年の西部劇ではなくてはならない要素だったが、現代の視点では、とってつけたようにしか見えない。
とはいえ西部の広大な風景(撮影はレッドリバーではなかったようだが)、牛の暴走、男臭いジョン・ウェイン、ハンサムなモンゴメリー・クリフト、派手な銃撃戦と男同士の友情と見所は十分で、あくまで一昔前(人種差別の許容されていた)の失われた西部劇というジャンルを楽しみながら、現代的な批判は忘れないで見るというのが、これからのこの映画の鑑賞姿勢ではないか。
旧きよき時代の鉄板西部劇、雄大な自然を背景に牛の大移動を行うカウボーイたちの苦難に満ちた旅、アニーよ銃をとれ、のごとくたくましい西部の女、決まって主人公は拳銃の名手たち、本当に腕一本で生き抜いてきた西部開拓史がそこにありました。
工学部を出てセット、美術製作からキャリアをスタートさせたハワード・ホークスがその手腕を遺憾なく発揮した、精緻な西部劇にしてモンゴメリー・クリフトとジョン・ウェインの世代を越えたラヴ・ロマンス映画。

9000頭の牛を連れて旅行く行程を透明なまでに研ぎ澄まして描写、全く無駄のない手つきと距離感がハードボイルドになればなるほど、主役2人のロマンス、役者としての素晴らしさを際立たせる。

クライマックス前、夜の逢瀬の幻想的ムードは黒沢清への多大な影響を感じさせてくれる。
AnriKimura

AnriKimuraの感想・評価

3.5
アメリカってこうやって力を得て行ったんやろな… 奪い合い
迫力のある牛の大脱走と大移動、CG無しで撮れるのすごい
>|