さあ帰ろう、ペダルをこいでのぼぉどれぇるのレビュー・感想・評価

好きな映画がまたひとつ増えた。

幼い頃、亡命のために離れ離れになった、祖父と青年が再会し、記憶と未来を探す旅に出るロードムービー。

そして２人は失われた絆を取り戻す。

バックギャモンと自転車、美しい風景と深い悲しみ、そして出会い。
シーンの１つ１つが絶妙。
異国情緒溢れる音楽も魅力的。

共産党政権下のブルガリアが舞台ということで、政治色も濃い映画。
冷血な下衆野郎も登場し、ピリリと辛くもありつつ、ラストは結構スッキリ。

私の好きな映画です。
すごく愛しい。
この監督の映画もっと観たい。