ほのちゃん

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離のほのちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
映像や構成、セリフが好き!本編ほぼずっと2人が一日を通して会話しているのを観ているだけなのに何故かあまり退屈しなかった。特に泣けるシーンもなく、特別感動する場面がある訳でもないのに、割と余韻が残るタイプの映画なのかも。強く惹かれ合う時ってこういう感じなのかな。ふたりで友達に電話をかけている風に会話するシーンが良かった。いつか私もああやって誰かに思っている事を伝えてみたい。別れの時が近くなる中芝生に寝転んでジェシーが、「たまにふと自分が疎ましくなる。自分からしないと誰もキスしてくれない、ボーリングに行ってもつまらないジョークしか言えない、群衆の中でしか映画を観ない、そして僕はそんな自分が面白くないのも分かってしまって深酒をする。深酒をするとまた知性のない同じ会話を何度も話し、アルコールかダンスかセックスしか無くなる。」って言い出した時、誰でもそんな風に自分には何も無いな、と考えてしまう夜があるんだな と思った。一日かけて人生観等を語り惹かれ合い連絡先も交換せず、結局お互い1日限りなんて嫌だ、と言い出せず、最後の最後に言い出して、半年後のここで何時に会おうとだけ口約束したの、良すぎる
ほのちゃん

ほのちゃん