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レッド・サンのかずシネマのレビュー・感想・評価

レッド・サン(1971年製作の映画)
3.4
もろ西部劇な世界観の列車からHARAKIRI SAMURAIな三船が降りてきて、きゃー!ひゅー!となる。(?)

珍しく敵役のアラン・ドロンは登場シーンの綺麗な目が印象的。黒の装いもよく似合っている。
というか、チャールズ・ブロンソンとアラン・ドロンと三船が同じ画面にいるだけで上がります、ミっカぁドー!(?)
列車の内装すごい…洋風と和風のコンビ。
SAMURAIな装いのまま英語喋ってる三船もカッコイイ。むしろ日本語より英語の方が聞き取りやすry
で、やっぱり刀使ってるシーンは抜刀速すぎ。
西部劇に侍って、もっともっと違和感満載な仕上がりかと思っていたが、これが不思議と馴染んでいた。

この人達、今何してんだっけ?となるシーンやコマンチが最強なんじゃね?となる展開、無茶苦茶なダイナマイトの扱い、(画としては格好良いが)最後のシーンの刀の扱い等…ガバガバ具合は気になるが、多分気にしてはいけない。
「蚊が多くて眠れやしない」の場面、いきなり起き上がる三船がシュールで好きw
2人が喧嘩し揉めつつも、徐々に仲良くなっていく描写が分かりやすく丁寧だった。
娼館でゆっくりしてるシーンもタルいっちゃタルいけど好きだなぁ。
あと、終盤の茂みのシーンの音楽が好き。

仲代や丹波もそうなんだが、日本や日本人が珍妙な感じになるのはともかくw、この年代に海外が製作した作品に存在感ある役で日本人が出演するという事そのものが素晴らしい事と思う。
スコア少し甘め。
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