『KG カラテガール』と同年の主演作。アクションはユーデンの園村健介氏が手掛けており、これまでの西冬彦監督作品と比べ見応えのあるアクションに仕上がった。ここから更に様々なアクション監督と組んで決定打となる主演作を……と期待していたのだがこれ以降、今に至るまで堂々の単独アクション主演作皆無、何故。
アクションだけに押し留めておくには勿体ないのではあろうが現状アクションでは無い出演作の方が多くなってしまった。日本酒飲んでる場合じゃない!いまいち『ワカコ酒』はハマらなかった。間違いなく代表作のひとつなのだが。
しかしやはりこの陰鬱な作風にはノレないな。下卑た欲望に塗れて被虐的なのはまぁ良いとしても性病だの……き、汚い。観ていて楽しい訳がない。オチも酷いしな。三元さんがただやられっぱなしの役なのも勿体無い。飄々としたクズっぷりは流石だなって感じなんだけど。