田山信行さんの映画レビュー・感想・評価

田山信行

田山信行

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湯道(2023年製作の映画)

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世間一般的に42℃ってのはそこまで熱い湯っていう認識なのか?ウチは昔っからそれがデフォルトだから分かんねぇや。浸かって身体が真っ赤になるほどは熱くないはずだが。

化粧っ気のない夏木マリさんも滅茶苦茶
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GTO(1999年製作の映画)

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原作漫画が人気を博しテレビドラマも社会的なヒット。実写化として大成功の作品だろう。だがその割にはぜんぜん話題にならなかった劇場版。

変に映画的スケールを意識したのかどうだか鬼塚が連続強盗犯に間違われ
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

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正直アメコミ映画はアベンジャーズに付き合い切った時点でもう良いかなって感じだったけんだけど。脱王道、斜に構えたデッドプールならまだ付き合えるかなって。

人生初マーベルとの遭遇がテレ東でのアニメ版『X
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デス・レース2(2010年製作の映画)

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ビデオスルーでの続編って極端にバジェットが落ちて安っぽくなるのだが本作においてはさしてスケール感が目減りしていない。そもそも前作の映画の格がそんなに高くなかっ……

ルーク・ゴスが完全にジェネリック・
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

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どうにも本広監督って演出が散漫というかお話に集中できないのが持ち味?生理的な何かが合わないのかしら。あんまり繰り返し観ようとは思わない。

大それたSFを展開し難い我が国ではこんな日常のちょっとした瞬
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キラー・ヴァージンロード(2009年製作の映画)

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役者監督のやりたいことって……。
とにかくやりたい放題くだらないことやって遊び倒したいのだなと。観ているこっちは面白いのかというと微妙で本当にただくだらないだけなんだけど。

同じく役者監督である小栗
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女詐欺師レン キケンな情事を追え!(2020年製作の映画)

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現在のVシネのエース監督として活躍する藤原監督だからか島津さんや荻野さんなど顔ぶれが豪華。特に島津さん抜群に良い芝居。存分に持ち味を出し切ってる。

本業のAVでは人妻や痴女系が多い神宮寺ナオも清涼な
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第二警備隊(2017年製作の映画)

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監督の実体験に基づく映画ということで。まず日本における民間警備会社が命をかける状況ってあまりピンとこないけど、これが日本で起き得る状況なのかと。

警備の理念としてとにかくひたすらに耐え忍ぶしかない状
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ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密(1996年製作の映画)

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ルパン三世TVSPの中でも最も好きなやつ。次点がワルサーP38か、暗殺指令。

カリ城以降はその路線を踏襲した、優しいおじ様ルパンとして上手くいっている作品だと思う。2つの鍵が指し示す失われた王族ゲル
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コーヒーはホワイトで(2024年製作の映画)

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加藤小夏ちゃん着々とメジャーへと活躍広げている様で何より。ちょっと気怠げな感じが良いのよね。これは演技力だけでは成し得ず持ち前の個性あってこそ。こういう人が売れて欲しいな。

観察力と洞察力に優れたゴ
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スウィングガールズ(2004年製作の映画)

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改めて観ると『ウォーターボーイズ』の流れからは分かるにしても少しドタバタに傾け過ぎなきらいがない訳でもないが最後の演奏で全て吹き飛ぶ。音楽の力たるや。上野樹里の本格的なブレイクはやはり本作からだろうか>>続きを読む

幸福のスイッチ(2006年製作の映画)

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勝ち気で仏頂面の上野樹里。最初の頃はこういうシリアスなイメージ。でももうスウィングガールズを経た後なのね。

父と娘の確執、そして和解という家族愛を描いた映画だが沢田研二演じる父を通して、人に根付いた
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

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原作はそれぞれ生きづらさを抱えた女性たちの三者三様の物語であり、遠き宇宙からの“惑星難民X"というSF的設定は人間が他人へ抱く疑念や相互理解の難しさを普遍的なものとして浮き彫りにする為の背景に過ぎない>>続きを読む

映画 おいハンサム!!(2024年製作の映画)

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深夜にひっそりとやっていたドラマが、なぜか映画化!ってのも白々しい。season2制作時点で映画化を含めてまでのパッケージングだろうと。

父と母、娘3人の伊藤家を軸として、仕事に恋、そしておいしいご
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銀魂オンシアター2D 一国傾城篇(2024年製作の映画)

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将軍家を裏で傀儡と化す天導衆が前面に姿を現し、銀魂はここから徐々に佳境へ突入していく。長編としてはシリアスもどシリアスなのだがギャグの手も一切緩めないのがさすが。吉原から始まるので結構な下ネタ度合いだ>>続きを読む

ダークウェブ 検索できない恐怖の闇動画(2019年製作の映画)

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コンビニの夏の風物詩。この季節が近づくと心霊系のDVDや怨念地図なる心霊スポットを網羅した冊子などが売られていた。それも昔の話……寂しいものだ。コンビニでそれを夏の訪れと感じていた人間がどれだけいるの>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

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ポリティカル・コレクトネスの理念そのものは間違ってはいない、が。それを扱うに間違いを犯す危惧はある。一定の正しさへと偏ってしまう危険性も。だがそこへ陥らない語り口の作品が出てくるのは、さすがは腐ったと>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

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過去に戻ることが出来たら……
それは創作だけが叶えられる魔法。
だが単なる夢物語じゃない、観た人が改めて今を、そして未来に目を向ける糧になるとても地に足のついた作品。

感動だとか泣ける推しってのは、
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唐獅子仮面/LION-GIRL(2022年製作の映画)

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いきなりチンポコ出てるけど大丈夫?!永井豪エッセンス色濃きファナティックな日本を舞台にして古き良きアメリカ映画のエッセンスも節々にミックス。

多くの哀しみを乗り越えて唐獅子仮面こと緋色牡丹がディスト
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チアリーダー忍者(2002年製作の映画)

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チアリーダーに、オタクに、ゲイに、カトリックに、障害者までも……差別と偏見のオンパレード。それで最後には多様性の尊重を謳ったりして締め括るのだから。でもこれが本来のアメリカって感じ。

もうチアリーダ
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あんのこと(2023年製作の映画)

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ここ近年は佐藤二郎が本領発揮しまくってていて堪らない。やはりこの人は本来はコワモテだよな、でも不思議と温かみもある。中々得難い個性。前半は独壇場。

中盤以降にハッキリと杏の物語が中心に据えられていく
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DOG×POLICE 純白の絆(2011年製作の映画)

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警備犬を題材とした一風変わったポリス・アクションもの。TVドラマの劇場版っぽく見えるが歴とした劇場オリジナル映画。

銃撃戦などは拝めないが連続爆弾魔との対決を描いておりそれなりの映画的スケール。純粋
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ライド・オン(2023年製作の映画)

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今やジャッキーの映画の公開館数が2ケタしかないなんて……。50周年の集大成だというのに。

あと吹替版の公開がメインなのも。本作限定で石丸さんが復帰してくれるのは有り難いし貴重ではあるが、吹き替えだと
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デス・レース(2008年製作の映画)

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ポール・WS・アンダーソンのベストワーク。オタク的な拘り有れど、それがどうにも映画の面白さへとは昇華せず突き抜け切らない感を抱えていたが本作はB級魂溢れる爆走エンタメへと結実。

オリジナルのロジャー
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縁の下のイミグレ(2023年製作の映画)

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劇映画というよりもディスカッション映画感が前作より強く感じられる。より複雑な社会問題を扱っていくのに、この手法には限界が出てくるのでは。制作規模など考えれば……だが。

問題を語る上で敢えて、であろう
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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シャーリーズ・セロンの立ち位置を担う若手の枠はアニャ・テイラー=ジョイなのか。しっかりと不屈の闘士フュリオサに見えてくる。フィジカルだけじゃなく精神的な芯の強さを描いているのが良き。幼少期を演じたアリ>>続きを読む

氷の挑発(2005年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
登録リクエスト悲願成就。

氷の……という邦題が付けられたエロティック・サスペンスはまず間違いなくネタ元に遠く及ばないソフトなタッチのものしかない。本作に関しては原題と作風
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おっぱいバレー(2008年製作の映画)

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動機は不純なれど意外と真っ当なスポ根もの。真っ当すぎてタイトルほどの変な面白みはない。

まともな知能を持つ大人ならば見れる訳がないと分かっていつつも、綾瀬はるかを配するのは大した策士だ。その興味は劇
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帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

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さらば、と言った前作が本当に8年前であるという時の流れの非情さに身慄いしてしまったのだが……もうタカ&ユージも70歳越えで帰ってきたことに衝撃。お約束、ってそんな軽いもんじゃない。

お二人とも歳取っ
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劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年製作の映画)

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面白さ衰え知らずの驚異的シリーズの劇場版、三たび。『おいしい給食』をただ食すというシンプルな基本は変わらぬままシリーズを重ねる毎に面白さが増していく。

甘利田の目指す給食道が結果的に教師としての在り
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ICHI(2008年製作の映画)

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女版座頭市という企画は面白い。ジャンル問わずの主演作に邁進する綾瀬はるかの勢いたるや。2000年代、時代劇の灯火が消えゆく中でどうにか新たな切り口を、と模索していた一作。TBSが製作に名を連ねているの>>続きを読む

僕の彼女はサイボーグ(2008年製作の映画)

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クァク・ジェヨン監督に日本のオタク的素養があったのか、日本映画だからその方向性へとチューニングしたのかは分からないが、オタク男子の妄想的ラブストーリーを何の衒いもなく堂々と活写。観ているこっちが恥ずか>>続きを読む

水の旅人 侍KIDS(1993年製作の映画)

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現代のおとぎ話として非常によく出来てると思う。子どものころ観た想い入れ、込みかもだけど。

一寸法師の様な姿の墨江少名彦と名乗る水の精霊との出会いを通じてやや内向的だった悟少年が、水の語らう音に耳を傾
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

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頭の東映マークはやっぱり昔のシンプルなのが良いね。セットや美術が気合い入ってて東映肝入りの娯楽大作なのだろうけど。

陸軍と海軍が双方とも血眼っていう状況の割にあまり切迫感がない展開。綾瀬はるかも長年
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

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もう『バンブルビー』の内容ぜんぜん覚えとらん……前のシリーズと比べるとけっこう間が空いてるのな。

本作のオプティマスはやたら荒みきっててブルータル。まんまゴリラのプライマルの方が沈着冷静なリーダーと
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バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

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バートン版の雰囲気をほんのり受け継ぎつつも明け透けなコミック感が加味され、それが程よいバランス。シューマッカー版もこれは悪くない。結構好き。

ニコール・キッドマンはこの頃がベストだなぁ。クリス・オド
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