このレビューはネタバレを含みます
☎️電話☎️
製薬会社のお嬢様レオナは心因性の心臓病を患っているから、ベッド周辺を歩くだけで息も絶え絶え。だから枕元には電話が常にスタンバイされている。
その日は、雇っている看護士も帰り、夫ヘンリーは約束の時間を過ぎても帰ってこない。心配したレオナは夫の居場所を突き止めようとして電話をかけた......ってところから始まって、電話をかけたり、かかってきたりしながら物語は思わぬ方向へ転がっていく。
混線して聞いてしまった電話の内容は殺人計画。手順や時間までも指定されていた。
レオナが「今夜11時15分に誰かが殺される!」から「殺されるのは私!」と思い当たるまでの展開が上手い。
☎️電話☎️で始まり、
☎️電話☎️で終わる。
「Sorry, Wrong Number.」