備忘録
1991.4に鑑賞。
霊幻道士シリーズの元になった「妖怪秘伝・鬼打鬼」の10年ぶりの続編(話の繋がりはない)。
霊幻道士のリッキー・リュウ監督、ラム・チェンイン主演、制作のサモ・ハン・キンポーが出演もしている。
道士(ラム・チェンイン)と弟子(サモ・ハン)が、盲目の母親のために幽霊になってまでも世話する女幽霊を助けようと、悪い妖術師と戦うお話。
ラム・チェンイン以外の出演者もマン・ホイやウォン・ハーといった、サモ・ハン作品でおなじみの顔ぶれだが、ゴールデン・ハーベスト(GH)製ではないからか、作品の雰囲気はかなり違った印象。
GH制の一連のシリーズと比べると、照明(ライティング)が暗く、登場人物の服装も地味な色使い。霧などの幻想的な演出も少ないので、全体に華やかさに欠けた印象がある。
アクションはハードで、ホラー要素も強め。
キョンシーというかミイラのようなグロテスクな化け物や、ゴキブリがうじゃうじゃ出てくるシーンもあった。
ホラー+コメディ+アクションの出来としてはなかなか良かったと思う。
日本の配給も、(これもGH製でない影響か)東宝東和ではなく松竹で公開され、SY角座か浪花座で観た記憶がある。
パンフレットが小ぶりなB5サイズだった。
最後になりましたが、マン・ホイさんのご冥福をお祈りします。