七沖

エアフォース・ワンの七沖のレビュー・感想・評価

エアフォース・ワン(1997年製作の映画)
3.6
〝合衆国大統領 ハリソン・フォード〟
インパクト大のキャッチコピー。映画の中身に何も触れていないようでいて、実は映画の本質の7〜8割を表してしまっている名キャッチコピーだ。

大統領専用機エアフォースワンがテロリストにハイジャックされてしまい、大統領が孤軍奮闘する…というストーリー。

「救援機はコールサインを変更。変更名はー」
マイブームの90年代アクション映画巡り第6弾。
ハリソン・フォードが演じる大統領が、為政者としても1人の戦う男としても格好いい。自分だけは安全に逃げられる状況で、あえてその場に残って家族と部下を助けようとする様子に、もし自分が同じ立場だったらどうするだろうかと思わず考えてしまう。非常時こそ人間の真価が表れるというが、この大統領は完璧だ。
そして、テロリストを演じるゲイリー・オールドマンの、殺すと宣言したら本当に実行するマジでヤバい感じもたまらない。

CGの粗さは時代を感じさせるが、ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの魅力で最後まで飽きずに観ることができる、アクション映画の佳作だと思う。
七沖

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