81年公開のモノクロ映画。
戦後情緒溢れる大阪が舞台でどこかATGテイストな映画だった。
宿船で暮らす家族と少年の交流…
昭和って今より人間が精神的に豊かだったかもね。
現代人は無駄な情報まで浴びすぎている。
手品のシーン和むわ。俺の親父もこんなのやってたなあ。
少年同士の友情が美しい。
そしてこの映画で絶対忘れられないのが例の蟹のシーン、あれはビックリしたなあ…
いくらなんでも酷すぎる。
だが同時に物凄く考えさせらえた。
二人の少年の環境、性格の対比も残酷だ。
もしも少し運命が違って反対の家庭に生まれてたら、逆のことしてたかもしれない。
ラストの切ない感じもたまらん。哀愁MAX。
名作と名高いだけのことはある。