ヤスヤス

カイロの紫のバラのヤスヤスのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
4.2
映画愛に溢れており、第四の壁を無視して自由に行き来する荒唐無稽なファンタジーとは思いつつも、気づくと作品世界に入り込んでいた。
働かないDV男を演じるダニー・アイエロのクズっぷりが絶妙。夫に反旗を翻してからのミア・ファローも魅力的だった。
何と言っても、素晴らしいのは、切ないラスト。甘くない現実を突きつけられてもなお、虚構の世界(映画)に魅了されてしまうところが悲しくも愛おしい。
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