カイロの紫のバラの作品情報・感想・評価

「カイロの紫のバラ」に投稿された感想・評価

いかにこの作品がウディ・アレンの好きに作られているかが感じられる作品。

恐らく誰もが一度は思ったことがあること、「映画の登場人物が現実に現れたら」。映画にしか希望を見出せない女性が大好きな映画の登場人物と恋に落ちる、なんて有り得ないながらも夢のある設定なんですが、ラストはなかなかシビアでした。夢は夢のままが一番ですよね。改めて感じます。

映画のなかの登場人物トムがスクリーンから出てくるお話なんですが、トムのキャラクター、設定がなんともよく出来てます。面白いのは演じている役者とは別の人間であるということ。当たり前と言えばそうなんですが、それでどっちが本物かなんて論争どうでもいいけど、側から見てると面白いんですよね。作品としてはあれですが、映画好きは見ていてニヤリの作品ではないでしょうか。
Ryo

Ryoの感想・評価

3.6
映画についての映画であること、正しくない人たちの恋愛が描かれていること、ついでに自分が出ていること、が組み合わさるといい作品になる、ウディ・アレンの方程式。この作品には出演していないけど、おなじみミア・ファローをヒロインに、映画と現実の垣根を超えるロマンチックでコメディチックな恋愛を描く。しかし最後はやっぱりすんなり行かない。夢を見ることの美しさと現実がいかに夢を裏切るかを同時に見せるのが彼のcynicismであり人間観なんだろう。
夢は夢でしかないし世の中には驚くほど残酷な人間がいるけど、それでも映画はいつだって
12月1日はウディ・アレンの誕生日ということで、彼の映画でもかなり好きな部類に入るこの作品について記したい。

フィクションの中の人物が作品中の現実の世界に訪れる作品は最近珍しくもなくなったが、その先駆けと言えるこの映画は未だに他に類を見ない魅力を放っており、何度見ても楽しめる愉快で切ない作品となっている。

そしてその魅力というのがフィルムの壁を越えたやり取りだったり映画内人物ならではの言動だったりするのだけど、前者は主人公不在となった映画内映画の人物らの反応や彼らと観客らの掛け合いが実に面白く(実際別々に撮られたのに掛け合いとして成立しているというメタ的な面白さがあるのも良い)、後者はキー無しで車を運転しようとしたりキスシーンの後でフェードアウトしないことを不思議がる等の現実離れしてるけど映画内人物としては納得の行動の数々がとても笑えて、とにかく映画を題材にしたファンタジーならではの要素が本当に楽しくて堪らない。

ちょっとミア・ファローが可哀想という点が唯一にして最大の欠点ではあるけど(オチの付け方難しかったのはわかるが)、そこを除けば殆ど非の打ち所がない傑作だし、映画賛歌が感じられるラストもやはり良い。
Kirisshy88

Kirisshy88の感想・評価

3.3
銀幕の出入とインタラクティブな映画空間というアイディア、物語の設定は良いのだが、それ意外はシンプルで通俗的エンタメ・ラブロマンスのレベルを出ていないように思う。複数の世界の往来という設定は、古今、幾つもの名画があるが例えばD・リンチ『マルホランド・ドライブ』、今敏『パプリカ』、C・ノーラン『インセプション』などに比べれば境界の曖昧性やメッセエージ性において深さに欠ける。

ウディ・アレンはプロデューサー型で企画優先の監督であるように思うので、アレンらしいつくりと言えばそれまでであるが・・・
池田

池田の感想・評価

3.8
心を打たれる.
映画に日々の活力を貰っているのか、現実から目を背ける道具として映画を利用しているのか.
ごめん無理

正直、スクリーンからキャラクターが出てくるというプロットだけで話を進めた感じしかせず、

出てくるまでは、まだ見れたものになってるが、出てきた後の脚本家がもうやる事ない感がヤバイ…

出てくるという事象を超える面白さがストーリー上になく、終始退屈

また、会話で話を成立させようとしてくるので、アクションが全くなく

謎の4角関係まで縺れ込ませ、

独創的な設定からこんなにも世俗的な話を生むその、監督の創造性のなさに困惑

面白くないし、これを80分持たせようというのにも無理がある。

ラストも、何もなく、金ないからラストにアクションの山を持ってこれなかったの?
と疑いたくなるような、こじんまりした終わり方

あのラストにするなら、30分物じゃないと退屈すぎて死にそうになる

吐き気すら催した、完全に俺には合わない映画でした
さ

さの感想・評価

2.9
魔法にかけられて的な話かと思ったら
めちゃくちゃスッと出てきたな…。
抜け出された側の世界があぁなってしまうのは斬新。

辛い現実を生きる人間に夢のような出来事が起こる。
ファンタジーのド定番だけど現実の方がクソみたいな生活すぎてギャップが効いてて分かりやすい。

ラストは好みが分かれるかも。
個人的にはまさに「夢から覚めた」かのようで好き。
デートのシーンはラ・ラ・ランドがオマージュしてたやつですかね。
jonajona

jonajonaの感想・評価

3.8
無邪気に楽しむこともできる
可愛い映画だけど、
男の身としては時折ひやっとする
展開がある…笑

いや、映画の中のスターが
飛び出してきてその人と恋をする。
こんなロマンチックな事はない。
なつみ

なつみの感想・評価

3.2
ララランドの元ネタになっているシーンがあり、発見したときは奇声を上げてしまいました
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