カイロの紫のバラの作品情報・感想・評価・動画配信

「カイロの紫のバラ」に投稿された感想・評価

激えいが!
踊りながら見れるよ。心躍る!
時折胸にツーンと来る。グッと来っぱなし。

この映画に出会えてよかった。幸せです〜。


とむ
時夢や


!!!!"「カイロの紫の薔薇!」"!!!!!
BLUR

BLURの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

これは最高すぎる。

映画内映画が見所であるのはもちろん、映画の登場人物がスクリーンから飛び出してきて、実像と虚像、映画と現実の違いを描きながらも、最後はしっかり映画に救われる話に着地する、まさに映画愛に溢れた傑作。

クラシックムービーからの引用というか、小ネタ満載なのも結構楽しくて、一番笑ったのは、映画内映画でのトランペット奏者がハンフリー・ボガートそっくりなところ。
ラオール・ハーシュって誰やねんってところも面白い。30年代ハリウッド映画をある程度観てる人にはかなりブッ刺さりそう。

小ネタについて語り合うのも楽しそう。

ラストでフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのミュージカルを見ているシシリアの表情の変化がすべてを表していて、たとえ虚構であっても映画は我々に夢と希望を与えてくれるのだということを今作は改めて教えてくれた。
現実を選んだシシリアは決して幸せではないが、映画を見ているときの彼女の表情は輝いていた。
ヨウ

ヨウの感想・評価

3.9
現実世界と映画の世界の垣根を超える奇想天外なラブロマンス。

ウエイトレスとして家庭を支えるセシリア。横暴で浮気性、そして失業中というクソ要素満載の夫。心からの喜びを感じられない結婚生活。どうしようもない状況から逃れるようにして映画館を唯一の拠り所とする日々。『カイロの紫のバラ』という上映作品の登場人物・トムへの思慕を強めていく。そんなセシリアの純粋な想いが以心伝心し、スクリーンを超えてトムが彼女の元へやって来る。。

誰よりも深い愛情と優しさをかけるトム。人妻としての貞操を守りながらもどんどん彼の虜となるセシリア。穢れのない澄み切った心を通わせ合う二人。ロマンティックの究極形態ともいえる二人の恋模様に骨抜きにされてしまった。余りにも美しい純愛のカタチは神聖不可侵とも思えるくらいに尊い。初めて降り立った現実世界を何らバイアスもなく見つめるトムの仕草や言動は非常にキュートであり、尚且つ我々も見習うべきところがある。

世界で一番至福な時間を共にする二人。だが次第に苦い現実が牙を剥き始める。中断される上映。打撃を受ける興行。演じた俳優へのとばっちり。。一筋縄では解決できない諸問題が絡み合い、運命の悪戯に翻弄される。(とはいえ二つの世界でコンフリクトが起こる様は非常に滑稽であるのだが。😂 シュール過ぎる展開には抱腹絶倒してしまった)

甘美な夢の終着点に待ち受ける儚き顛末。散々な目に遭うセシリアの境遇を思うと胸が張り裂けそうになる。あの結びはバッドエンドなのだろうか、はたまたハッピーエンドなのだろうか。。観客に解釈を任せるやり口はなかなか巧妙である。原点回帰を果たしているという意味では彼女に救いは残されていると信じたい。

多幸感いっぱいの雰囲気のもとで紡ぎ出されるロマンティックコメディは誰の胸にも美しい思い出として刻まれるに違いない。虚像は現実を必要とし、現実は虚像を必要とする。二つの対概念における共依存の関係性はなかなか含みがあって面白い。大学のとある授業でも取り上げられていた映画であるので研究材料としてもうってつけなのであろう。映画史に影響を与え続けるウディアレンの力量は計り知れない。
だるま

だるまの感想・評価

3.5
ドラえもんの1話のような映画。

僕も幼い頃、
エマワトソンでなく、ハリー・ポッターのハーマイオニーに恋したし、
キーラ·ナイトレイでなくパイレーツオブカリビアンのエリザベスに恋した。

女性の感性豊かな心なら尚そうなるだろう。


それにしても、今の人生に苦痛だったら、それを変えたり抜け出すようなことっていつの時代も難しく感じるんだと思った。
もか

もかの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ミアファローが美しすぎた。彼女の切ない表情がとても印象的だった。

ストーリーに関しては、DV男から抜け出せずにいるミアファローの日常の、唯一の楽しみが映画を観に行くことであった。ある日、映画の中の冒険家が上映中に抜け出してしまいミアファローと恋に落ちていく。映画の中でしか生きたことがない冒険家は、映画の中でしか使えないお金を実世界で使ってしまい、追われてしまう。そんな中で全国的に上映されてる映画館から冒険家が飛び出してしまう事件が起き、演じていた実際の俳優は急いで飛び出してしまった自分を探し求める。そんな中、偽りの俳優と実物の俳優は同じ1人の女性を求めてしまう。最後の最後は、愛し合った時間の長さ的に映画の中の冒険家のもとへ行くのかなと個人的に思っていたが、実物を選んだミアファロー。
ここまでの展開はすごくロマンチックで、夢のような話だった。

なのに、結局最後は実物の俳優にミアファロー自身が裏切られてしまうのがウッディらしい展開だなと思った。彼女よりも駆け出しで有名になりかけている俳優の仕事を選んだというのが、リアルにありそうな話だなと思った。

ハリウッドにも誘われていた彼女は一瞬にして、仕事も(お金)も恋愛も手に入ったという幸運に恵まれていると思ったが、
そんな上手い話はないんだなと思った。
HAGI

HAGIの感想・評価

4.1
映画の世界に行きたい!
登場人物と話したい!
誰もが一度は思ったことがあるであろう
夢をウディアレンが叶えてくれました😭

何て切なくもステキな作品なんだろう

映画をみるセシリアの表情はほんと最高
俺も映画見るときあんな顔してるのかな

現実と虚構の対比も面白くて、考えさせられる映画でもあった

映画は見ている人に夢を与えてくれるんだなと改めて思った、、

ウディアレンの映画は当たり前の日常を描きつつ、夢のような世界に連れてってくれる

一番大好きな監督!!
ストーリーと音楽の合わせ方を見たくてウディの作品を見続けているのかもしれない
私たちには映画しかないけど、私たちには映画がある!
最後、マジなの……?ってなりながら、でもこのラスト以外はあり得ないよな、となった。
個人の幸せ・不幸せとかでなく、一個人のアイデンティティの揺らぎを吹き飛ばすような、映画たちについての映画
だから映画は偉い!
きさき

きさきの感想・評価

3.5
うーん。囮作戦かな。旦那が典型的なDV男、あんな奴なんてとっとと捨てちまえ!ファンタジードラマ。
ウディ・アレンの作品は、「ハンナとその姉妹たち」「アニー・ホール」といった一人の男(ウディ・アレンがコミカルに好演)する作品と、「ミッドナイト・イン・パリス」やこの作品のようにファンタジックな世界を描いた作品とに大きく二分すると思う。

仕事もせずに酒・博打に明け暮れる旦那に我慢しながらも、ウェイトレスとして働くヒロイン。彼女の唯一の楽しみは映画館で作品に酔いしれること。

特に「カイロの紫のバラ」は彼女のお気に入りの俳優が出てるため、何度も劇場に足を運ぶ。5回目の鑑賞中に、何と、その俳優が演じるキャラクターがスクリーンから劇場に出てきて、彼女に「いつも僕を見ているね」と彼女に突然語りかける。彼と共に夜の遊園地で話をしていると、映画の中のキャラクターだと頭の中では理解していながらも、一途に彼女を思ってくれる彼に心がどんどん惹かれてしまう。

だが、その騒ぎを聞きつけた当の役者本人が街にやって来る。自分が演じたキャラクターが勝手な事をして自身のイメージが傷つけられることを怖れての行動だ。

その俳優もヒロインに恋をしたのか、優しい言葉をかけて、一緒にハリウッドに行こうと持ちかける。ずっと憧れていた俳優か、映画の中のキャラクターか・・彼女の心は千々に揺れて・・

このようなストーリー展開で、とにかくファンタジック且つロマンチック。そんな中でも、映画の主要キャラクターが抜けてしまったため戸惑う映画の中の他のキャラクターの様子も描かれてウッデイ・アレンらしいコミカルな部分も盛り込まれている。

とにかく主演のミア・ファローが上手い。この頃、ちょうどウディ・アレンの奥さんだった時期であろうか。「ハンナとその姉妹たち」でも素晴らしい演技を見せる。

ラストの哀切な展開も余韻が残り、個人的にはウディ・アレンの作品の中では一番好きかも。
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