カイロの紫のバラの作品情報・感想・評価

「カイロの紫のバラ」に投稿された感想・評価

桜子

桜子の感想・評価

3.8
映画が人々の一番の娯楽だった時代の、お伽話みたいなラブロマンス、と言いたいところだけどそれだけでは終わらない。
スクリーンの中から憧れの人が出てきて、現実世界に苦しむ自分を連れ出して愛を誓ってくれる。いくら目の前にそんな理想があっても、現実を見なきゃいけない、夢は覚まさなければならない。ファンタジーを見せるようでシビアな現実を見せてくる、その意地悪さが巧みな良作。
第4の壁という概念
最後、顔のない依頼人に近い切なさを感じた
Pharaoh

Pharaohの感想・評価

-
101 なんてユーモア溢れる洒落た映画なんだ❗
ウディ・アレン‼️

これだから映画鑑賞はやめられないよ。
こじ

こじの感想・評価

4.5
設定が秀逸で

笑いもウィットに翔んでおり

夢溢れるストーリーだが

シビアな現実に叩きのめされる

ウディ・アレンらしい映画だった。


てっきり主人公が一人で映画見てる時に

映画の登場人物が

スクリーンから出てくるのかと思ってたら

みんな見てる時にがっつり出てきて

失神する人や

金返せって怒る人

「それはそれでいい」って言う人が出てきたり

登場人物が出てきても

映画は動いていて

他の登場人物達は

映画に取り残された状態で

観客と喧嘩したりする

秀逸な設定と広げ方が

素晴らしかった。 
TaroSonoda

TaroSonodaの感想・評価

5.0
なぜ自分が映画が好きであるのか今一度教えてくれる作品でした。是非見てください!
ウディ・アレンの作品は個人的に好き嫌いが大きく分かれるのですが、これは彼の作品の中で1番好きな作品になりました。いや、自分の中でも生涯ベスト級の大切な映画となりました。

映画は85分とかなり尺が短く、タッチも明るいので、とても見やすい作品です。
ストーリー自体は、現実(しかもかなり辛い)に嫌気が差し、一時的にでも抜け出すべく映画館に逃げ込んでいたミア・ファロー扮する主人公が映画を観ていたところ、スクリーンからその作品の端役が飛び出してきて、恋に落ちるという筋書きです。
もうこの設定自体が映画好きには堪らないと思います。

ウディ・アレンらしいウィットに富んだ台詞回しとオフビートなお笑いの連発で、幸福な時間が短い尺ながら流れていきます。

ファッションや美術も工夫されており、1930年代の不景気ながら、微妙に20年代の華やかな文化が残っていることを感じさせています。

登場人物も皆んな愛すべきメンバーであり、特にジェフ・ダニエルズはベストアクトではないでしょうか。その他の「カイロの紫のバラ」のメンバーも絶妙な‘B級感’を演技しており、非常に素晴らしかったです。

そして、何より素晴らしいのはラストシーンです。
主人公は再び映画館へ向かいます。セリフが一切ないシーンですが、このラストシーンのために今までの物語があったのだと言っても過言ではないと思います。

映画の世界に現実逃避してしまうことは、あまり良くないことだし、現実をしっかり直視して頑張っていかないといけないです。これは変わらぬ事実です。
しかし、この映画はそこから大逆転を見せ、「それでも映画は素晴らしい娯楽であり、人々を現実世界から夢の世界に連れてってくれる。だからこそ人々を魅了し、観た後では辛い現実が少しだけ明るく見えるんだよ」と優しく教えてくれます。
とても可愛くて、爆笑の嵐で尺も短いですが、余韻は凄まじいものがあります。

たしかに、自分自身も映画に救われてきたと思います。
中学校の生徒会選挙で落選した時に観た「バックトゥザフューチャー」、大学受験の酷いスランプ時に観た「グラディエーター」、可能性は無いと知りつつ大好だった女の子に告って見事に振られた時に観た「ジャージーボーイズ」、就活・公務員試験でかなりしんどかった時に観た「ズートピア」、付き合ってた彼女に別れを告げられた時に観た「オデッセイ」…
などなどと思い返せば色々な思い出は映画と共にあり、その都度スグに立ち直ることができました。

最後は私的すぎる内容となって恐縮ですが(ブログでやれですね笑)、なぜ映画を観るのか、なぜそれが好きなのかよく分かる大切な一本となりました。

アニーホールと並ぶとウディ・アレンの最高傑作です!素晴らしいです!!ありがとう!!!
人生何事も冒険だ

リアルと映画の世界が行き来するのが最高にわくわくする。
ウディアレンの作品の中でも特に好きな作品。
ラストのシシリアの表情もたまらない。
映画に夢中になったセシリアと、セシリアに夢中になった映画。
そして、紛れもなく、その延長線上にいる私たち。
ラストシーンのセシリアの表情や瞳に、どこか自分を重ね胸がキュッとなる。

最後は『ミッドナイト・イン・パリ』よりも、もっと切実で、『ニューシネマパラダイス』よりも、ちょっぴり甘い。
こういうウディアレン、素敵だな。
いつみ

いつみの感想・評価

4.5
ウディ・アレンはほんと意地悪!

でも、この意地悪さがこの作品を名作たらしめてると言っても過言でないと思います。
可愛らしさと切なさの絶妙なバランスです。

夢を見ながらも現実が容赦なく待ってるというシュールさ。

私だったらと考えると、つい2日前に観たばっかりなのもあって、癖は強いけどレオナルドディカプリオ演じる一途なギャッツビーに出てきて欲しー!!笑
Bambi

Bambiの感想・評価

4.0
画面から出てくるあの場面が5点。驚きの場面なのに、とても自然でハッピー。忘れられない。
ウディ・アレン最高。
本当に面白かった。

映画の世界からでてきたり、映画の世界に戻ったり、ありえない設定だけど、それにリアルに翻弄されてる人々の描き方がうまい。

昔の映画は上流階級の人の娯楽だったんだ、ということがよくわかる。

今は映画のスターともSNSで繋がることができるから、違う形だけどこの世界観が現実になってるな…と。
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