Annie

カイロの紫のバラのAnnieのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
4.5
約3年ぶり、2度目の鑑賞。

3年前に載せたインスタのレビューに
なぜか最近いいねを数件もらえて
久しぶりに見たくなったので。

改めて見ると、細かい設定まで面白くて
気づけばストーリーに引き込まれて
釘付けになって見ている自分がいた。

セシリアが映画を観ているとき
瞬きひとつしていなかったことが
その世界に入ってしまっている証拠。

⁡そしてわたしもこの作品を見ながら
彼女のように、瞬きを忘れていたはず。

この作品はやはり、ラブレターだ。
ウディアレンから、映画を観て
映画を愛するすべての人への。

主題歌 “Cheek to Cheek”
この曲は夢の世界の入り口であり
そしてまた出口でもあるのよね。
今までなんてことなかったのに
聴くと切なくなる曲になっちゃった。
アステアを思い浮かべて笑おう。

個人的に最近ギルモアガールズ見てたので
若かりしリチャードが出演してて少し感激。

あとまあ薄々気づいていたんだけど
ウディ作品はウディが出てないほうが
やっぱり好きかもしれないなぁと。
だって彼が出てくるとなんかさ、
イライラしちゃうから。笑


2020.7.18 ⭐️4.5

映画を愛するすべての人へ。
極上の夢のなか、ではなく
それは現実の世界で起こる。

すべてがセシリアの夢ならばよかったのに。
最後の彼女の表情を見つめながら
そう思わずにはいられなかった。
だけどこのラストの切なさ
これが堪らなく好きなのよね。

まあちょっと期待しすぎていたけれど
やっぱりウディ叔父さん天才よ、改めて。

ということで、
どうしてもこの作品が観たくなったので
U-NEXT無料トライアルに加入してみた。
品揃えが素晴らしいので高いのも無理はない
が、無料のうちにウディアレン祭りや!!
Annie

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