このレビューはネタバレを含みます
実在の天才ピアニスト、デイビッド・ヘルフゴットの半生を描いた作品。
父親自身の色々な経験から
家族から絶対に離れてはならないと
アメリカやロンドンへの留学、家を出ることへも反対するそれが愛情と言えるのか…
過去の経験があったのなら、
尚更独裁者のようにならずにいて欲しかった。
コンクールでラフマニノフのピアコン3番を弾いているときも素晴らしいけど、
やはり父親との約束を果たさなければいけないという義務感が伝わってきた。
それに比べ、お店でのピアノ演奏は本当に好きでピアノを弾いていてまさに輝いているようだった。
この映画を観るまで、デイビット・ベルフゴットというピアニストを恥ずかしながら知らなかったので、色々聴いてみようと思う。