LEON

シャインのLEONのネタバレレビュー・内容・結末

シャイン(1996年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

天才って吃音とか早口とか多いよね。

口が頭の回転スピードについていってないんだろうな。

やっぱりいい映画は、見終わった後に冒頭部分を見たくなる。

見始めた瞬間から、これはいい映画だと分かった。

お父さんは自分の昔の辛い経験や、強い固定概念から、自分とは違って好きに音楽をやれてることを幸運だと思えと教えていた。また、自分が両親を失った経験から、家族を愛するが故に、家族が欠けることを、恐れていたのか、教育という理由付けをして、息子を束縛していた。

怒りという形でしか自分の恐れや悲しみを表現出来なくて、さらに頑固なので、「もう家族じゃない」と言って出ていった愛する息子を寂しさから引き戻すことも出来ずと言う性格も切ないと思いながら見てました。

息子に何度も繰り返させることによって、彼は大人になって精神疾患を患っても、脳みそに刷り込まれた言葉をずっと話していたのも、最初は何言ってるかわからなかったが、見終わった後に冒頭画面に戻ったら、すべてお父さんに言われたことを言ってて、深いなぁと思った。

親に縛られて悲しい人生だと思いきや、きっと彼なりに幸せだったんじゃないかなと思う。
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