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シャインの忍者のネタバレレビュー・内容・結末

シャイン(1996年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ヨーロッパ映画が苦手な自分でも楽しめました。
おそらく適度な脚色が加えられているのでしょう。
一つの映画作品として上手くまとまってると思います。

アカデミー主演男優賞だけあって大人になってからのデイヴィッドを演じるジェフリー・ラッシュは素晴らしいですが人生の浮き沈みを経験し、泥にまみれた分、だいぶ人間臭いキャラクターになっており、ノア・テイラーが演じた青年期、特有の繊細で今にも壊れそうな雰囲気のがキャラクターとしては好きです。

父親の愛情は自己愛、独善的のような一言では表せない複雑なものなのでしょう。

しかし最後の父親訪問のシーンは納得がいかない。
結局、デイヴィッドは父の呪縛から抜け出せなかったように感じます。
過度な決着をつけない辺りが現実に基づいた演出なのかもしれませんが

ピアノの演奏シーンは美しいです。
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