ジョーカーと比べると、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出てきそうなベインはあまり魅力を感じない。
なんというか、ビジュアル的にありがたみがない。
ただ、ジョーカーが魅力的すぎたというのもある。
今作は主人公がうじうじしている時間が長く、我慢のターンが多い。
ラストへの展開のためとはいえ、面白いかと聞かれると微妙。
ヒロイン?にアン・ハサウェイが出ており、このシリーズにようやく華を感じた。
ただ、キャットウーマンの見た目はキャラクター感が強く、この映画ではちょい浮いてるような気がしなくもない。
まあ、セクシーだしいいか。
敵役やストーリー展開は『ダークナイト』と比べると地味だし、どうしても落ちるが、シリーズ最終作ということもあり、全体を通しての伏線回収や締め方に関しては大満足。
冒頭でのアルフレッドの発言をラストにちゃんと持ってきてくれるのが良い。
ラストにセリフなしで「うおおおお」って思わせる作品、大好き過ぎる。
主人公、女運なさすぎだろ……と思ってたから、やっとか、って感じ。
アルフレッドのように陰ながら応援したい。
ラストカットも、こうやって引き継がれていくだなぁ感がたまらないですね。
シリーズものとして最高峰では。