どろどろの岸

ダークナイト ライジングのどろどろの岸のレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
3.4
ノーラン頻出要素 : 記念館(面白い)、父の意思を次ぐ娘、時限爆弾と同時にギリギリになる状況、人が多く集まる祭典的空間に対する皮肉

一本に伸びる時間のなかで、キャラクターたちが各々の行動を交錯させ、状況が刻一刻と変化するその場面の綿密さはまさにノーランの手練手管だったが、描かれるのは直球のヒーロー像だった。そのあまりのベタさにハリウッド映画がアメリカのエンターテイメントであることを強く感じたし、ノーランってめっちゃデッカい監督なんじゃないかと思った。バットマンシリーズ見るの初めてだったけど、初めてだったから逆にノーランの時間軸がブレない映画も初めて見たかも。今回は場所の範囲も狭かったから、時間ごとの画面のズレとかもあんまりなくて、バットマンの秘密基地や車のデザインのかっこよさがものすごく前面にでることでヒーローを演出してんだなってわかった。あとキリアンマーフィー目当てで見たらお山の大将みたいな役やっててかわいかった、、、映画館でみたい。
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