弓太郎

パットン大戦車軍団の弓太郎のレビュー・感想・評価

パットン大戦車軍団(1970年製作の映画)
4.0
とにかくジョージ•C•スコットの迫真の演技がすごかった。キューブリックが『博士の異常な愛情』での彼の演技の緻密さに感心したというのも頷ける。
パットンは自国の繁栄を夢見る愛国主義者というより、何よりも戦争・戦場を愛し、自らの命も顧みず鉄砲玉のように敵を攻め立て勝利を追求する生粋の軍人として描かれている。戦場においては絶大な自信を持ち突き進む一方で、失言や部下への暴行などを責められて素直に反省するといった弱気な一面も垣間見せるパットンの役柄も、ジョージ•C•スコットの演技力をいっそう際立たせている。3時間弱と長めですが観る価値ありです。
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