「幸せ」という一般的概念を求めて観た人を困惑させるブラックコメディ
第1に幸せの定義は人それぞれだと思うしたみお君の幸せの定義が描かれてない分、映画で描かれる幸せを探す事になる
しかも幸せって誰の為になるんだろって少し考えさせられた
勿論、自分の為でしょって笑う人もいるだろうけど家族の為に幸せになるって人もいるだろう
親に心配かけたくないとか、孫の顔見せたいとかそういうのって家族の為に幸せを選んでるんじゃないですか
「幸せになる＝結婚する」の方程式を無意識持っている親子は互いに家族のために幸せを求めるんだけど、
そんな事は二の次に
母に先立たれた父が他の男と浮気してる女と付き合ってるって事の方が気になるし、
息子の嫁になるであろう人が婿の父である私に好意抱き、近づく為の息子との結婚だったらと思うとそうさせる訳にいかないって思うし
お互いがお互いを必要とし時に啀み合い結局お互いを思い合って「不幸せ」を脱出する、
もうそれって「幸せ」ですよね
それが解りにくく描かれてるのは、この親子の関係性と一緒みたいでホッとした
実際マリッジブルーになったのは、たみお君の方で女性がなるのには普通なのに男性が描かれると皆んな理解に苦しむんだなぁ
母と父と3人で過ごした日々を追いかけるのが、たみおのしあわせ、なのかなぁ
