再見。浅野忠信が高良健吾から鉄パイプを奪い取り、その頭部を殴りつける瞬間のミディアムショットからロングへのアクションつなぎは、蓮實重彦『映画時評2012-2014』の書評にて青山真治自身が言うように「ここでも可能な方法」として演出されていた。
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この場面とクロスカッティングするのは、施設に入れられた辻香緒里がベッドの上で絶叫している姿だが、見てたら叫びでガラスが割れてスコリモフスキ『ザ・シャウト/さまよえる幻響』かよと思った。