養子に迎えた子供の母親がどんな人か知りたくて会いに行ってしまったウディ・アレン演じる冴えないスポーツライターの男と、その若くて大柄な(でもとても美しくてチャーミングな)母親の人知れぬエピソード。
起承転結がしっかりあるし、下ネタはウディ・アレン史上一番ストレートでポップだし、脳内世界の描き方なんかもかなり拘っていて、「おお、これぞ映画!(しかもアレンなのに偏屈じゃないぞ!)」と唸った。
頭の弱いボクサーの彼は、彼女の部屋のステキなインテリアたちを見ていながら結婚間近まで「ほぼ処女」だと信じていたのだとしたら、とってもいいヤツだよね。田舎で玉ねぎと幸せにやって欲しい。