MiYA

誘惑のアフロディーテのMiYAのレビュー・感想・評価

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)
3.8
総じて苦手なウディ・アレンの作品の中では楽しめたほう。

養子にとった男の子があまりに優秀なので、実の親がどんなに人間なのかと思ったら、頭がスッカラカンの娼婦だったというところがおかしい。下品で頭が弱いミラ・ソルヴィーノのキャラは強烈で、彼女とウディ・アレンとのやりとりが面白い。ギリシャ悲劇のキャラクターがツッコミを入れる趣向や、盲人が主人公の妻の浮気の目撃談をぺらぺら喋るところとかのディテールも良ければ、こじれた人間関係がラスト10分くらいで見事にほぐれてしまうストーリーも良かった。
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