子供ができない倦怠期の夫婦が養子をもらうことになって、いい子なんだけど素性が気になる旦那さんが生みの親を調査したところ、母親がありえない境遇だったって話から展開するウディ・アレンならではの小話。
倦怠期の夫婦の夫の前に絶世の美女が現れるも手を出せないのが「七年目の浮気」っぽい感じ。
ギリシャ悲劇が大げさな狂言回しとして茶々を入れながら進行して、後半だんだんミュージカルっぽくなっていく演出が上手かったね。
ミラ・ソルヴィノのグラマラスでいかにも頭が足りない感じが妙にリアルで、ウディ・アレンがプラトニックな恋のキューピッドに徹する展開は、いやあり得んだろーって心が叫んでた。