みおこし

誘惑のアフロディーテのみおこしのレビュー・感想・評価

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)
3.7
TSUTAYAで借りられるものに関してはほぼコンプリートしたので、ウディ・アレン祭りをしばらくお休みしていたのですが、なんとU-NEXTにはほとんど全ての彼の作品があったので、また祭りを開始!!

中年夫婦のレニーとアマンダは一大決心をして養子を取り、マックスと名付けられた息子は優秀な少年に成長するも、夫婦仲は冷え切ったものになってしまっていた。ある日、レニーはマックスの本当の母親も優秀に違いないと踏んで探し当てるが、元ポルノ女優で娼婦のリンダという女性だった…。

リンダ役のミラ・ソルヴィノは本作でアカデミー助演女優賞を受賞しましたが、それも納得の美しさ!ちょっぴり抜けたところもあるけど、誰よりも愛情深いリンダに誰もが恋すること間違いなし。最後まで彼女の魅力に夢中でした…!まさにウディ作品のミューズって感じ。
とはいえ、ウディ・アレン扮するレニーと年齢差があまりにあるように見えたので、2人がいい感じになるのがちょっと気になりましたがウディ・アレン作品あるあるかなと(笑)。

ウディの作品は、ありふれた日常に”非日常”な出来事が起きる…というお話が多いけど、本作もまさにそれ。ファンタジーではないから夢物語のような奇跡が起きるわけではないけど、明日を生きる見方が変わるような学びを得て、1歩前に進む勇気をもらえるんですよね。
レニーとリンダの物語のみならず、彼らを取り巻く人々の物語もリアリティたっぷりで良かったです。ヘレナ・ボナム=カーター、クレア・ブルームなど脇を固める俳優さんも豪華。
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