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ケーブル・ガイのFMLのレビュー・感想・評価

ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)
3.2
なんやねんこの映画

ジムキャリーが好きなら、もしくはこのイカれたジャケットに魅かれたなら迷わずに観るべき

少なくともジャケット通りの顔芸は堪能できる

内容はサイコでブラックでちとせつないコメディ
ものすごく端的にいえば親からの愛情を受けず、テレビだけが友達だったケーブルガイの悲しい末路というところか

ある実験で、赤ちゃんと目を合わせない、話しかけない、つまり一切干渉しなければどうなるのか、というのが行われた
すると、その赤ちゃんは実験が終わるまでに死んでしまった、というのがあるらしい
つまりそれほど成長には愛情やスキンシップが欠かせないということ
それを受けてこなかったのだから、ある程度の歪みが生じるのは仕方ないことなのかもしれない

どこにでもいるじゃないですか
変わってるやつ、空気読めないやつ
その大小は別として、うまく関わりを持たないといけない
このケーブルガイは、そのイカれ具合が大きすぎた
ゆえに必要以上に友達であることを強調してしまいそれを失うのを恐れ誤った道へ進んでしまった
結果が、この物語だった

それこそ、話通じないやつ、と思ってたけども、話してみたら意外とまともだったとか結構ある
でも、やっぱりなんというか隠しきれない異常さみたいなのが滲みでてしまうというか
ガイはそんな男なんだよね
で、変に頭がキレるからあなどれない

とにかく不思議な映画だ
地味にオーウェンウィルソン出てるし監督ベンスティラーだし観て損はない

この映画のジムキャリーがなぜかユアンマクレガーに見えた
トレインスポッティングの時のユアンマクレガーに

もしトレインスポッティングのマークがケーブルガイだったらベグビーは余裕でぶっ殺されてたでしょう
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