プライア

荒野の七人のプライアのネタバレレビュー・内容・結末

荒野の七人(1960年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

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定期的に同じ山賊に襲われる村の人が町へ銃を買いに行く。
そこで正義感の強い主人公を見つけ、用心棒として雇う。
まずは主人公が仲間集めをし、計7人となった。
そして銃の使い方なども、色々指導してもらった。

やがて山賊がまた村へ来るが7人の活躍で撃退。
しかし村人らは報復を恐れて戦う意欲をなくしてしまった。
そんな折、また山賊が現れて不意討ちされ、全員捕らわれる。
こうして村を去る事を約束させられた7人は釈放される。

しかしその道中で突然また正義感に火がついて村へ。
そこで最後の戦いとなり、敵を滅ぼすが4人が死亡。
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うーん、この作品で最も共感できるのは敵のボスやなあ。
略奪は悪いけど、そんなに残酷ではないし根こそぎ奪うわけでもない。

しかも7人を捕らえた時も、殺せたのに殺さなかった。
別の仲間からの報復を恐れた部分もあるだろうが、同情もあったのだろう。
村人らの前で銃を取り上げたのも、それは村人の前での彼のポーズだった。

小さな声で、後で返すからとささやいたのだ。
しかも7人が去った後で、部下に追いかけさせて本当に銃を返す。
何と筋を通す人なのだろう。なのに7人はこの人を裏切る。

ボスが銃を本当に返してくれたのに、その銃を持って村に引き返す。
ボスは手下らと共に、率先して前線で戦う。何と男気のある男!
そして結局殺されるが、死に際も実に潔い。

村人がみんな戦うのを諦めてる中、7人はわざわざ戻る意味ある?
この7人は自己満足のために男同士の約束を破ったのだ。
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