ぽち

野のユリのぽちのレビュー・感想・評価

野のユリ(1963年製作の映画)
3.4
キャラクターの掘り下げが足りなく思うが、そのおかげで全体的にふんわりと軽いタッチのファンタジー路線でまとめることが出来、素直に暖かい気分になれる作品。

物足りなさはあるものの、これも作品カラーとしてアリだと思う。

原作がセミ・ドキュメント小説と言う事だが、調べたがもとになった話が見つからなかった。

耳に残る「エイメン」を上手く使ったラストは余韻が残り、作品全体をワンランクアップさせている。
彼が戻らないことを察しているリリア・スカラの演技も素晴らしい。

あえて軽いタッチにした監督の狙いに乗り、素直に感動できると楽しめる作品。

あ、教会を建てるってとこしか合ってないが、ルパン三世の「神様のくれた札束」を思い出してしまった。
そうか、院長をクラリス系の女性にして、シスター達に萌え系を配置してリメイクすればヒットするかも・・・・・・・

んなわきゃーないか。
ぽち

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