野のユリの作品情報・感想・評価

野のユリ1963年製作の映画)

LILIES OF THE FIELD

製作国:

上映時間:94分

ジャンル:

3.9

「野のユリ」に投稿された感想・評価

Ricola

Ricolaの感想・評価

4.0
黒人青年のホーマーはアリゾナを放浪中に車が故障してある家にたどり着く。
そこには東ドイツから亡命して来たシスター5人が暮らしていた。その中の院長にホーマーは教会を建設してくれないかと頼まれるが…。

主演のシドニー・ポワチエが黒人として初めてアカデミー賞主演賞を受賞した作品。

この時代に黒人が主人公なのに、人種問題に一切触れていないというのが面白かった。

また、教会の建設の作業をするところで世界の中心ともいえるアメリカ人が少数派になっていて、ホーマーが頼りになる人として描かれているのも面白い。

シスターたちと食事をしているシーンと英語を教え始めるシーンなど、ホーマーの人柄が見えて楽しい。

またこの映画のタイトルの「野のユリ」が出てくる、聖書の箇所を言って見つけさせ、自分の気持ちを代弁するところが好き。

状況を表す音楽が絶妙で雰囲気が出ていてよかった。
特に劇中でみんなが歌っていた「エイメン」が耳についた。

宗教がこの映画の話の中心ではあるのだが、決して神を賛美するという感じではない。

宗教を信仰する人々を通して人間の弱さと強さを浮き彫りにさせるといった感じだろうか。

心温まるヒューマンドラマ、とDVDには書いてあったが、というよりは現実的でユーモアを交えて描いたヒューマンドラマに思えた。
粉雪

粉雪の感想・評価

4.0
子供の頃、テレビで父と鑑賞。修道女のペースにまきこまれる様子がなんとも面白かった。ラスト、何も言わずに去っていってしまうポワチエが子供心にもシビれた。
えみ

えみの感想・評価

3.5
すごく哲学的・宗教的な映画に感じた。

何でも神に祈るのも違うと思ったのと、与える人は、与えられる人になるのかなと。

主人公の旅人ホーマー・スミスは、衣食住を十分に与えられていないのに、修道院の人達の為に食事を与え、英語を教え、さらに独りで教会を建て始めるが......。



幸せの定義って難しいよね。
アメリカ人がマイノリティーになる映画はあんまりない気がする。歌が印象的で良き
犬

犬の感想・評価

3.7
Amen

黒人青年のホーマー・スミスは、車の故障である家にたどり着く
そこにはドイツなどからの亡命者である5人の修道女が住んでいた
ホーマーを見たマリア院長は、彼を「神が遣わした者」と信じ込み、仕事があると彼に伝える
ホーマーは1日だけと、その仕事をすることにするが....

主演のシドニー・ポワチエが黒人俳優として初めてアカデミー賞主演男優賞を受賞した記念すべき作品

明るい黒人青年と英語が話せないシスターとの交流
果たして、彼らは上手くいくのか?

笑える場面もあり

英語の勉強は楽しい
たまにドイツ語があります

やはり協力した方が良いと思う

シドニー・ポワチエの歌はやっぱり良い♪
そして、笑顔も印象的

終わり方もよろしいようで
想像してたより、現代的な話。白黒だけど戦後なんだね。
シドニー・ポワチエ演じる通りすがりの男が、ドイツ・中欧系の修道女たちに、修繕を頼まれる。ブラック労働的にこき使われるが、苦心して教会までも建てたとき、男は何かをやり遂げたような達成感を感じるのだった。
英語が不自由な修道女たちとの英会話レッスンや、ドイツ語・英語の聖書を介してのやり取りなど、微笑ましい。聖書のエピソードって、欧米の共通文化なんだなあ。ラストでも歌われる黒人霊歌も感動的。こんな愉しげな節回しでイエスの生涯を歌うなんて!いかにも形式ばらない真心に重きを置くアメリカですね。
黒人が主人公でも人種差別の話は何も出てこない。この映画のポワチエは、アメリカ人の代表である。そんな彼が神様の引き合わせで男としての仕事をやり遂げる。「召命」というんですかね。こういう映画も良いですね。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
2011/8/21鑑賞(鑑賞メーターより転載)
旅の途中に修道院を訪れた男が、反発しながらもシスターの要請を受けて教会作りに協力し、その中で徐々に人々と交流を深め皆が明るく変化していく...シドニー・ポワチエが黒人として初めてアカデミー主演男優賞を受賞した作品。最初は軽い気持ちだったが徐々に自らの使命に目覚めていくポワチエの演技が何といっても秀逸で、賞を獲ったという評判に全く偽りはない。無駄な背景説明も一切ないので、彼が本当に修道院に遣わされた神のように見えてくる構成になっている。それを我が物のようにこき使う修道院長の行動はやや鼻についたが...
東ドイツからアメリカに亡命してきたシスターたちの修道院。
シスターはたまたま通りすがった男を、神から使わされた者だと信じこみ、教会を建てるよう依頼する。
私も最初はシスターの厚かましさにムカッとするし、当然男は反発するのだが…。
派手な展開はないが、男とシスターたち、そして周りの住民たちとの関わりがとても心地よい。

このレビューはネタバレを含みます

すごく優しい良い映画…。

ふとした出会いがきっかけで修道院の人、街の人たちと教会をつくりはじめることになる主人公ですが… 人のあたたかみをすごく感じました。


又、神に対する考えは深いなとまたかんがえさせられました。

カフェの男の人が、
未来への保険と話してるのも印象的。笑

院長には、神だけじゃなくて皆に、そしてホーマーに感謝しなさい!って思ったけど笑
院長もちゃんと最後はそれは感じてると思ったし、
ある意味偶然出会えて、今があるのは神様の力なのかも、と思ったら 神がつくったとも言えるのかなと思った。

カトリックの人たちと、
そうじゃない人たちも
神様に関する考えは違うけど、心を通わせられて、分かり合えた感じが素敵だった。神様はどんな形であれ、いるのかな…

最後歌いながら旅立っていく感じも何だかさみしいけど素敵だった…★

出会いだな…✨
nagaoshan

nagaoshanの感想・評価

4.0
ラルフ・ネルソン監督作品!

いや〜癒された(о´∀`о)凄〜く気持ちの良い作品でした。

旅人の黒人青年ホーマーが東ドイツから亡命して来た5人の修道女と出会い、教会⛪️作りの手伝いをさせられてしまう…

シドニー・ポワチエの代表作に確定しました。
とても真面目な感じの役者さんのイメージしかなかったものですから、歌は上手いやら、コメディもセンスが良いなぁ〜(╹◡╹

とても慈愛溢れる人間賛歌作品で、善意と感謝がとても響きました!

ジェリー・ゴールドスミスの音楽もとても雰囲気に合って絶妙!

デンゼル・ワシントンもリスペクトしている偉大な黒人俳優シドニー・ポワチエ、堪能させてで頂きました!

旅人には
親切にしなさい…天使👼かもしれません。

良か映画!
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