Jasmine

愛を乞うひとのJasmineのレビュー・感想・評価

愛を乞うひと(1998年製作の映画)
4.0
なかなか感情移入してしまうと、心が痛いです。愛し方を知らない母と愛され方を知らない娘
屈折した愛情が凶器となり
ただただ傷つけていくばかり
どんなに傷つけられても娘は母の愛を求めてしまうものなのでしょう。
最後まで諦めきれない気持ちと
迷いが観ていて苦しくなる作品でした。
子供は絶対的に愛されなければならなもの、守らなくてはならないもの
しかし愛された記憶がない母は子供に向ける愛すら嫉妬や妬みと変わってしまうのでしょうね。
きっと同じように苦しんだ経験のある人が見ると涙が止まらなくなるはずです。原田美枝子さんの演技は壮絶でした。
Jasmine

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