ポンコツ娘萌え萌え同盟

自殺を売った男のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

自殺を売った男(1958年製作の映画)
3.3
原作も映画も今ではほぼ隠れた作品。
東京を舞台に薬中で自殺未遂をするダメ男、男から死を買った男、女と完全犯罪を企む男、三人たちを軸に回るサスペンス。
1h半だが展開が忙しすぎる故に中だるみはほぼない。ただ感情移入とか全くできる余地もない。ワンシーンがそこまで長くない作品なのもあってすぐ場面が切り替わるし、物語もかなりのスピードで進行するし。いい意味でも悪い意味で無駄がない。
中だるみしそうなシーンも端追ったかのように一瞬で過ぎる。所々の場面でカメラワークが早く動くところも若干ある。登場人物の行動とか犯行も忙しい。途中で踏切警報灯がなるシーンがあるのだが、それがなると更に急かされて輪にかけて忙がしくなる。