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ビアンカの大冒険のピッコロのレビュー・感想・評価

ビアンカの大冒険(1977年製作の映画)
4.5
きっと、誰かが来てくれるから・・・・。🐭🐭💎

なにこれーーー!めーっちゃ、可愛い!
ディズニー史上、一番の可愛さ!
だけど、お話は、かなり暗い・・・。

カワイイモノ発掘隊(隊員募集中)、お茶くみ係兼、荷物持ちの自分が、この作品を見逃していたなんて、なんたる失態!

ネズ美さん(ビアンカ)🐭とネズ男くん(バーナード)🐭が、可愛すぎてキュン死するところだった。
今度、ディズニーランドに行ったら、この2匹のグッズばっか買っちゃうだろうなぁ~。

孤児院で育ったペニーは、他の子よりも可愛くないから誰にも引き取ってもらえないと落ち込む毎日。そんな時、メデューサという女にさらわれてしまう。メデューサは、宝石を探すためにペニーに働かせる。
やがて、ペニーは助けを求めるために手紙を瓶に入れて海に流すことに。
その瓶は、救助救援協会というネズミさん達の元に届き、彼女を救助するために大冒険するお話。

ビアンカは、お嬢様タイプのネズ美さん。
おしゃれで好奇心旺盛で、進んで救助の旅に出発する。
ビアンカと一緒にお供するのが、バーナード。
彼は、真面目で誠実で少しおどおどしているネズ男くん。
でも、いざという時には、とっても勇敢で心の中に大きな意志を持っている。

ネズミさん達の大冒険は、雨の中や、大空を飛んだりとワクワクしたりハラハラしたりと楽しいものばかり。

逆に、助けを待つペニーは、いつも"お前は可愛くない"と言われ、傷つく毎日。それでも、希望を捨てずに、日々祈り続けている。
きっと、誰かが来てくれるから・・・・。
こちらは、かなり暗い雰囲気が漂っていて、重い気持ちになっていく。

果たして、ペニーの祈りは届くのだろうか?
クライマックスの人間VS小動物達が最大の見どころ!!!


この世界には、神様なんていない!
ある意味、神様は平等なんだけど、ちょっとだけムカつく。
大きな声で、叫んでも、助けに来てくれない。
毎日、祈り続けても、その祈りが届く日がくることはない。

だけど、だけど・・・、
小さな、小さな国の小さな生き物たちに、その祈りは届いていて。
その想いに、誰かが応えようとしている。

希望というのは、最後まで捨てちゃダメなんだ。
諦めたら、叶うものも叶わなくなっちゃう。

そんな大切な事を、小さな小さなネズミさん達が、大きな大きな自分達に教えてくれた。🐭

ディズニーデラックス無料体験日記 その14
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