コテコテのヒーローものを現代風の映画にしようとすると「このコスチュームどうカッコよくすればいいのさ」問題は避けて通れず、スーパーマンにしても本作にしても苦労が偲ばれる。本作の場合、当初は広報活動メインのお飾りヒーローだったことを本人のフラストレーションと共に描くことでコスチュームのダサさに逆に説得力を与えている。
とことん善良なヒーローにこれまたステレオタイプな悪役と王道から外れない作りで、つまらなくはないけど印象には残らない感じ。スターク父のキャラの強さばかりが目立ち、やっぱりアイアンマンは成功作だなと実感しました。
