seapony3000

女と味噌汁のseapony3000のレビュー・感想・評価

女と味噌汁(1968年製作の映画)
5.0
池内淳子追悼特集のときに見逃してからずっとみたくてたまらなかったやつ。日傘さした池内淳子が耳の穴ほじくったその小指についた耳垢をフッと吹き飛ばす。はじまった〜ゴショヘイ映画。同窓会いきなりの恩師・是好の登場から嬉しい。そして声からはじまる浦辺粂子。漬けものの種類が多すぎてメモしたかった。死にたいと独白する佐藤慶の背中の向こうで踊る長山藍子と石井富子。縁側から現れて玄関回ってゴシップ教えてくれる保険屋の市原悦子。全員のプロの芸に圧倒される。みんなから慕われる池内淳子は言われたらすぐ言い返す。言い返すことで落ち込んだりすることもある。いつでも男には嘘つかれるし本人も実はいやな女なところもある。人物がずっと出たり入ったりのゴショヘイ演出。どじょうすくいのあたりからもう泣けて仕方ない。
seapony3000

seapony3000