スコセッシ映画。
であるが、他レビューでもあるようにブニュエル的アプローチを感じます。
ただの会社員が深夜に出来心から、様々な災難に遭遇し街から出られなくなる話。
いわゆる"不条理"映画なのだが
男のアクションは理路整然としており、
そこに行かざるを得ない流れが組まれている。
偶然殺人現場を目にするが見なかったことにした。これによって流れを一度小休止させてる。
そして、男の行動は全て理由が伴っていると説明しているようにも思える。
とはいえラストに近づくに連れて、
男は無茶苦茶な目に遭っている。
テンポ感が最高に良い。
スコセッシの映画は紛れもなく映画なのだが、
音楽をアルバムで聴いている気分になる。
あとは画が最高にイケてる。
彼女たちの家も最高だし、バーも最高だし、
階段も最高だ、どこもかしも馬鹿みたいに良い。
ロケーションが最高すぎる。
あとは、投げキッスからの掴む場面が個人的にむちゃくちゃ好き。真似します。
最高。
