Shun

殺人狂時代のShunのレビュー・感想・評価

殺人狂時代(1967年製作の映画)
4.0
殺人狂時代
絶対人生で使わない単語第1位
名前と画のインパクトからは内容が予想もつかない作品です


殺し屋の秘密結社「大日本人口調節審議会」の溝呂木は、ナチスの同士であったドイツ人からテストとして電話帳から無作為に3人の殺害を依頼される
そのターゲットの一人として犯罪心理学の教授である桔梗シンジも狙われるが、第一の刺客の攻撃から運良く助かり、次第に事件に巻き込まれていく


・シンジVS秘密結社の刺客たち
この映画の注目ポイントは、悪役秘密結社の狂人殺し屋たちです
アニメや洋画にも引かず劣らずの個性的なキャラクターかつ、個性的な戦闘スタイルがおもしろいです
例えば、トランプで殺す殺し屋(ヒソカ、、!?)や、こうもり傘に銃を仕込んでるおじいちゃん(ペンギン、、!?)など、個性バツグンです

邦画の作品には、なかなかここまでぶっ飛んだキャラクターはいないなと実感しました
さらには、刺客たちの人数も多く、馬鹿げてるようにも思えますが、60年代の映画でここまでやるかと、逆に感心してしまいました

また、そんな刺客たちと戦うのがシンジ(中代達也)で、パッケージから昭和のかっこいい泥臭い男なのかと思ってたらまさかのひょろひょろ教授でびっくり
でも、どんどん戦いに巻き込まれて、色んな敵といろんな戦いを繰り広げてくし、だんだんかっこよくなってくるのも見どころかなと思います

スペイン式決闘で行うラストバトルも結構熱かったです



爆発、カーチェイスもあるし、
いろいろな小道具、セットや演出にもこだわりも感じられました
白黒映画の雰囲気もよくて、作品を奥深く感じさせられるようになってました

最後には「おお!」ていう展開もあってストーリーも面白く、
主人公のシンジ、相棒のビルといったキャラも良かったんで結構楽しめました!
Shun

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