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ラリー・フリントのadeamのレビュー・感想・評価

ラリー・フリント(1996年製作の映画)
2.5
チェコの名匠ミロス・フォアマンがベルリンで金熊賞を得た実話に基づくドラマ。
ポルノ雑誌を創刊して瞬く間に成功を収めた主人公が、規制をかけようとする世間と戦う物語です。
ストーリーとして特別おもしろい訳ではないのですが、テンポの良さで楽しく観られました。
常識や価値観に抗う2人にウディ・ハレルソンとコートニー・ラヴを据えるのは、あまりにも直近の出演作とプライベートでの出来事にリンクしすぎで驚きがないですが、確かにハマり役ではありました。
エドワード・ノートン演じる若き弁護士の存在が効いており、破滅的な愛の物語に傾きすぎないよう、表現の自由というテーマに話を引き戻してくれます。
主人公の行動原理がイマイチ伝わってこず、いっそ弁護士を「アマデウス」におけるサリエリにしても良かった気がしました。
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