ヒロ吉

相棒 シティ・オブ・バイオレンスのヒロ吉のレビュー・感想・評価

4.1
DVDにて字幕鑑賞。

あらすじはソウルで刑事をしているテスはワンジェが亡くなったという報せを受け、観光特区に指定された故郷オンソンを訪れ、旧友のピロとソックァン達と再会する。
屈強な男ワンジェの死に疑問を持ったテスはこのまま滞在し、事件のことについて調べてみるが…というもの。

リュ・スンワンが監督と主人公の一人を演じ、韓国映画をアクション面で大きく貢献、底上げに一役買ったチャン・ドゥホンももう一人の主人公を演じる。
韓国映画をまとめている個人サイトの情報では『シュリ』『TUBE』『悪魔を見た』『ベルリンファイル』『群盗』『ベテラン』等々武術監督をしている模様。
まだ未見作品の中には00年台前半を中心によく聞く作品で武術監督、演出をしていて凄い!
今作でも武術監督担当

全体的に荒削りで勢い重視な作り
『ベテラン』が色々と洗練された印象を受ける

土地を担保に高利貸ししたりとすっかり変わってしまった友人
カジノや土地再開発により荒れ果てた街
ドラマは何だかジョン・ウーっぽい感じで黒幕は友情が次第に憎しみとなり、拗らせ成り上がり系

今作もアクションは盛り盛りで好きなタイプの作品やった
主人公を演じた2人はアクションに精通している事もあって動きが凄い!
回し蹴りは凄いスピーディーかつパワフル!

街全体が無法地帯な感じで野球少年や真面目そうな学生、JK含めバットを持った大多数のクソガキ共に囲まれる辺りのファンタジー感が良く、トリッキーな印象を受けるストリートダンス、バイクアクションはなかなか!

裏切り者のガキを殺す為ヒットマンが警察署襲撃シーンもあり

銃はほぼ無し、鈍器やドスを武器にした格闘アクションが凄い良かった!
荒削りではあるけど、アクションを真上のアングルから撮ったりとカット割り、編集のテンポが丁度良い♪

ラスト、失うモノがデカくなっていく主人公2人がカチコミに行くのは熱い!
たった2人で大乱戦!
主人公2人がそれぞれ1VS2の手数も脚技もスローモーションが多いけどバトルの振り付けは好き!
ヒロ吉

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