タクマ

アリゲーターのタクマのレビュー・感想・評価

アリゲーター(1980年製作の映画)
3.5
トイレに流された子ワニが下水道に落ち化学物質が含まれた実験動物をエサに生き延びる。そのまま12年の時をへて巨大ワニに成長し町を恐怖に陥れる。
サメと言う動物を扱った映画のルーツがジョーズならワニはこの映画。所々でジョーズを意識したのか?と思うアングルがある物のこちらはこちらでワニの造形は凄くリアル。マンホールの蓋ごと地面を突き破り町へと繰り出すその姿はまさに怪獣映画の様である。本能のままに人を食い殺していく様で元凶になった悪徳企業の人間達も美味しく食べてくれる部分は爽快ですらあり自分を異常に巨大化させた事に対するワニの復讐であると考えると自然を軽んじる人間への批判と言う点でもジョーズに繋がる。今から40年も前の映画なのでちょっとチープな印象も受けるがこの手のパニックムービーのあるあるが詰め込まれていて後世に与えた影響を強く感じる一本ではありました。
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