凄腕のハッカーのサンドラ・ブロックが、意図せずサイバーテロのツールに触れてしまい、命を追われるというお話。
サイバーテロ(犯罪)は現代で頭を抱える問題ですが、劇場公開は1996年。
まだ日本ではインターネットは一部のアンテナを張った人たちの中で楽しむものであり、一般的には普及してない中のこの未来の犯罪を予測したストーリーは、今でこそ逆に身近な問題として興味を持てるものだと思います。
コンピュータで全ての情報を管理できるのは便利な反面、権限を乗っ取られたら最後、いくらでもアイデンティティは書き換えられてしまう危うさを持っています。
全てをデータ化しないのが一番のセキュリティリスク対策という、なんとも皮肉な状況です…。
こういう映画を見るたびに、CUIでカタカタッターーーン!!!!っとシステムにアクセスできる人はかっちょええと思うです。
自分はそういう人にはなれないなぁ…。
最後までしっかり観れる、サスペンスの良作。