〜彼女の存在の記録は、
すべて消去された。〜
再鑑賞。
もしも自分のID情報が、
全くの赤の他人とすり替えられたら
あなたはどうしますか…⁈
…そんな作品です。
この作品は1995年の作品で、パソコンが普及し始めかけた頃のものですが、今では当たり前のデジタル社会でも十分起こり得る、起こってもおかしくない事象で、今見てもとても恐ろしいと感じました。
日頃から誰かとコミュニケーションを取ることの大切さを知らされます。
アンジェラが劇中の所々で自虐的なアメリカンジョークを飛ばすのですがなかなか面白いですよ。
🍽美味シーン🍽
★ネットデリバリーピザ🍕
95年頃ってネットでピザの宅配ってやってたのでしょうか?
主人公のアンジェラ(サンドラ・ブロック)は人間嫌いで、仕事もプログラマーという職業柄自宅なので、仕事も基本はメールか電話。食事もネットでピザの宅配。
おしゃべりはパソコンのチャット。
それゆえにこの後陰謀に巻き込まれてしまう
彼女を直接知る人物は殆どいなかった為、IDを操作されても、自分を自分だと証明してくれる人がいないんですね。
物の本によると、ネットデリバリーは2000年代になってから一般的になったとか。アンジェラはある意味最先端の生活をしていると言えますかね。
★ギブソン🍸
序盤にアンジェラが休暇を取ってリゾート地のビーチでパソコンをたたいていると、
とある男性がビーチスタッフに「ギブソン」というカクテルを注文します。
「マティーニにオニオンを入れるんだよ」と。
これを隣で聞いていたアンジェラは、私にもギブソンをと頼み、これがきっかけで隣の男性が話しかけてきます。
これがジャックとの出会いとなります。
ジャックはとてもセクシーで甘いカクテルみたいな男です。人間嫌いのアンジェラが旅先で気持ちにゆとりができたのでしょうか、彼に心を開きます。ところが…です。
さて、ギブソンというカクテルですが、これはドライジンとドライベルモットをシェイクして、飾り用の酢漬けのたまねぎを入れたカクテルです。お酒に弱いギブソンというイラストレーターが、パーティ会場でカクテルグラスに水を入れて飾り用たまねぎを入れてお酒を飲むフリをしていたエピソードが名前の由来とか。