HARUSUI

模倣犯のHARUSUIのレビュー・感想・評価

模倣犯(2002年製作の映画)
1.5
古い作品です。
テレビで放送されるも、毎回途中で眠ってしまい、最後まで観ることができず。
宮部みゆきさんの小説は大好きで、模倣犯も、全巻持っていますが、なぜか読まないまま本棚に並べています。
そう、映画。
最初から、画像が巻き戻しだの早送りだの変な手法を使い、ガチャガチャしていています。音声も回転、逆回転の繰り返しでブツブツ途切れ…これは、この時代の映画撮影方法として斬新で格好いいものとした捉え方だったのでしょうか?
普通に観たい観客から言わせてもらえれば、映画台無し、です。

原作を先に読むべきであった。
意味がわからない内容が何個もあります。
・鞠子の、どこへ行こうとしていたか言わないで→種明かし無し。不倫相手に会う?とかでしょうか。
・ピースの海外での犯罪がテロップのように流れますが、何?ピースが本当に犯した事件…のはずはなさそうですが…???
・ピースの爆死→唖然。爆死に対してではなく、CGに対して。頭部と体幹が綺麗に分かれて、顔のアップ後、顔だけ爆発ってすごい爆弾の技術だなとかイロイロはもう捨て去って。いや〜実際爆死で灰だけ降ってくることは無く、肉片がバラバラとだけど、よくコメンテーターや前畑妻、平然と座っていられたと感心しました。
・ピースの子供、誰の!?→種明かし無し。これ、鞠子さんが産んだと思わせたいのであれば、司法解剖で直近での出産経験わかるし、そこに触れないのは致命的。

どうして、今までテレビで放映しても眠って観られなかったのか、つまらないからでしょうね。

出演者のこと。
あの時代、流行っていたであろうタレントや芸人を話題性の為、無理矢理出演させていますが、余計な映像です。
殆どの俳優さんの演技が、とにかく下手です。
中居さん、田口さん、津田さん、藤井さん、小池さん。あの、単語単語の間をわざと開ける話し方は、監督の指示でしょうか?
伊藤美咲さんは、セリフも少ない上、写っている映像もほとんど無いので、当時言われていた「セリフの棒読み」なのか判断できませんでした。
山崎さんと平泉さん、寺脇さんあたりが安定の演技だったと感じました。

早い所、原作を読んで、上書きしなくてはいけません。
映画の内容を忘れなくては。
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