ヤンデレの怨念はいつの時代もやばい
90年代末期から2000年代初頭にかけてのJホラー黄金期を代表する作品。今では貞子と並びゆるホラーの代表に甘んじているが、怒涛のお決まりラッシュは後世日本ホラーのあらゆる片鱗を受け取れる。考えてみれば日本産の事故物件を題材にしたホラーって、ここを機に盛り上がったのではないだろうか。古典である故の滑稽さを湛えてはいるが、この方程式は2020年現在にも生きながらえている。
日本人の経済不況に対する漠然とした不安感が、Jホラーのような見えない恐怖への注目を集めたという話はあまりにも有名である。当時の人々の心境や、Jホラーの変遷、そういうことを含めて視聴をいたしました。
