売れない脚本家(設楽)がある女性監督に裁判モノの愛と感動の脚本を書くよう依頼される。そこから彼の裁判傍聴の日々が始まる…。
大根で殺人を犯した事件の時は、こんなくだらない事件が続くのかと心配になるけど、最後の事件では割と考えさせられるテーマとなっていて意外と良かった。
逆転無罪を夢見る傍聴マニアたち。その為に弁護士にパフォーマンスをレクチャーしたり、マスコミに働きかけたり、と放火犯として捕まった男のために奔走する。
事件の真相を調べもせずに一方的に可哀想な母親を見ただけで加担する姿には危機感を覚えずにいられない。まぁ最後はちゃんと落とし前をつけてくれたので良かった。
こんなところに斎藤工!というちらっとした面白さが光る。