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眠れる森の美女のKotaSaitoのレビュー・感想・評価

眠れる森の美女(1959年製作の映画)
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これが、眠れる森の美女ね!
マレフィセント観た後に気になって観たけれど、たしかに全然ちがう。笑

「絶対的な善と悪」というわかりやすい二項対立を描くのが「眠れる森の美女」なら、
「善悪入りまじって葛藤する人と人」という、複雑な対立を描く「マレフィセント」
白馬に乗ってある日とつぜん現れる王子様にキスされることが真実の愛という「眠れる森の美女」に対して、
長く見守ってきた母親のような存在にキスされるのが真実の愛という「マレフィセント」

いろんな対比構造があり、どっちがいいとかではなく面白いし、時代を反映している。

それでも、作中に王子様が父親に「そんなの14世紀の考え方だよ! 僕は好きな人と結婚する!」と言うシーンがあり、親の意向や世間体にとらわれず、自分の好きな人と結婚するという考え方もまた、1960年当時のリベラルの先端を行っていたのかもしれない。
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