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アレクサンドリアのもねのレビュー・感想・評価

アレクサンドリア(2009年製作の映画)
3.2
古代エジプト時代に実在した哲学と天文学者のヒュパティア。

アレクサンドリアではキリスト教徒が信者を増やしていた。
やがてキリスト教は異教徒をしりぞけ、ユダヤ教をも迫害し始める。

改宗せずに学術的な講義を続けたヒュパティアはやがてキリスト教の敵とみなされる。

正直、好きなもの信じてりゃいいじゃんと思うけど、利権が絡むとそうはいかなくなるよね。
単なる信者だって武器を持てば軍隊に早変わりするわけだし。

異教徒のものだからと文書や文化を壊すなんて非文明的にしか見えない。
信仰のための殺人は理解できないし、残酷に殺害する必要があるのか。
それは神は教えてくれないのか?

宗教は個人の自由である日本人には理解しがたい思考。そんなに信仰と科学は相容れないのか。宇宙へ出た人は神への信仰を深めると言うのに。

オレステス、最初はキモい振られろとか思ったけど、最終的に気の毒だったわ。ヒュパティアのために信念貫いたのに。

「銀河英雄伝説列伝」に出てくる地球古代のヒュパティアとは彼女のこと。
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