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アレクサンドリアのhiのレビュー・感想・評価

アレクサンドリア(2009年製作の映画)
3.6
レイチェル・ワイズ演じるヒュパティアの立場が徐々に崩れていく様が切ない。
この時代のこの環境で、女の哲学者であるというだけで辿る末路はこうも残酷なのか。

アレクサンドリアの地で、様々な対立構造が浮き彫りになっていくのが面白かった。
主人と奴隷、天動説と地動説、古来の神々への信仰とキリスト教、キリスト教とユダヤ教、男と女……

セットの美術や衣装も綺麗で見応えがある。
最後の地球を宇宙から俯瞰した映像が、本作における肝なのかもなあ。
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