映画ケーン

アベンジャーズの映画ケーンのレビュー・感想・評価

アベンジャーズ(2012年製作の映画)
3.4
今から6年程前、僕が捻れ歪みイカれ狂い腐る前、まだ純粋無垢だった頃、母と映画館に今作を観に行った。
当時は、それまで観た映画の中で『アイアンマン』『アイアンマン2』が最も好きだった。それで他のアベンジャーズメンバーの映画を観ていないまま観に行った。

冒頭、トニーがなかなか出てこない事にワクワクしながら観ていたが、話が進むにつれ、現実的だったアイアンマンと同じ世界に非現実的な神のソー、怪物のハルク、宇宙人の敵が登場し、「現実的」でないことに違和感を覚えた。つまり、この映画の致命的な点はリアリティラインの違う映画を集めたことでリアリティラインが崩壊してしまっているというところだ。

アイアンマンのマーク7は1番好きなスーツだが、その登場シーンも「あ、飛ぶんでしょ?ほらやっぱり」と驚かない上、それ程カッコいい登場シーンだと思わなかった。
その後、落ちた場所、ロキのいる所へ戻った時にアイアンマンが片膝を少し曲げて飛んでいるのも「ちょっとなぁ」と思った。

ロジャースがメンバーに指示をするシーン、ナターシャの後ろで風が起こっても「平然を装う」感が「いかにも」感を醸し出している。
「ハルク!…暴れろ」もダサい…
「僕はいつも怒ってる」カッコ…やっぱダサい

大人っぽさが多少なりと感じられたアイアンマンも今作の中では子供向けのキャラクターに成り下がってしまった。

今思えば、カッコいいシーンあったかな…

144分もあったんだね
観返したりしてたけど、そんな長く感じなかった
長く感じない位は面白い
あと、打ち上げの「もうお腹いっぱいで食べられない」感は最高
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