うどん権

メカゴジラの逆襲のうどん権のレビュー・感想・評価

メカゴジラの逆襲(1975年製作の映画)
3.2
メカゴジラの人気にあやかって作られた「ゴジラ対メカゴジラ」の続編。
前作と比べると人間ドラマも音楽もダークで重苦しい雰囲気に。

大好きなメカゴジラの再登場は嬉しいですが、前作でぶち壊されたのもあって最初は休眠状態。おまけにゴジラの登場も遅い。出てくるのは約50分も経った頃で、既に映画の尺の半分以上は過ぎてます。なので物語前半の特撮はチタノザウルスが担うんですけど、ちょっと役不足ですかね。というか暴れる経緯を考えると、もう見てて気の毒になってくる。
メカゴジラも前作から改良されたのかと思いきや、新武器は特になし。変わったのは手首の動きのキレが上がったくらいなのはちょっと残念。

ただ予算が多少上がったおかげか、前作ではなかった怪獣が街を破壊するシーンがちゃんと描かれているのは好印象。
火薬の量も増えたのか、メカゴジラの弾幕もパワーアップしており、あまりの火力のすごさにゴジラの着ぐるみが発火してしまうほど。怪獣バトルは相変わらず最高の出来。最後に海の向こうへ去っていくゴジラの姿は、本作品が昭和ゴジラシリーズ最終作ということも相まって哀愁を誘う。
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